子猫の発育の過程で非常に大切になってくる栄養素がタンパク質です。
猫はそもそも肉食動物なので、
タンパク質は肉食動物にとって必要不可欠な栄養素です。
タンパク質には動物性タンパク質と植物性タンパク質の二種類があります。
動物性タンパク質は主に肉類、魚類から摂ることができ、
植物性タンパク質は大豆やとうもろこしから摂ることができます。
植物性タンパク質を含むキャットフード等も販売していますが、
動物性タンパク質の方が好ましいとされています。
植物性タンパク質だと必要な栄養素のカバーができないからです。
また、植物性タンパク質の食べ物は猫にとって消化がしにくいとも言われています。
タンパク質の重要な役割
子猫の成長を助けるエネルギー源
タンパク質は健康な体と臓器を作り出す為の主要な栄養素です。
タンパク質を子猫のうちからしっかりと取らないと臓器系がしっかり発達せず、
病気になってしまったり、必要なカロリーを十分に摂取できず、
栄養不足となってしまいます。
健康な体を維持する為に子猫のうちからしっかりとタンパク質を摂取させてあげましょう。
毛質や皮膚を整える
タンパク質は猫の毛質や皮膚の質を整える働きもします。
必要なタンパク質を摂ることによって、上質な毛並みで美しくなります。
免疫機能を上げ、抗体を作り出す
ウイルスや細菌への抗体はタンパク質から作られます。
タンパク質が不足していると猫達は病気にかかりやすくなります。
つまり、病気によくなる子はタンパク質不足の疑いがあります。
子猫にとっての理想的なタンパク質の摂取量
成猫の一日に必要なタンパク質は7gとされており、
子猫の場合でも体重1Kgあたり3~5gのタンパク質が必要といわれています。
特に子猫のときはしっかりと成長してもらえる様、
高タンパクのキャットフードを選ぶと良いでしょう。
原材料のところも“肉類”と書かれているものではなく、
“チキン”“まぐろ、サーモン”などとちゃんと何の肉なのかが、
具体的に表記されているものを選ぶ方が信頼性があります。
また、穀物などが含まれているとなんとなく、
健康的で良い様に聞こえてしまいますが、
本来猫は肉食動物で、穀物などは消化に良くない為、
”グルテンフリー“(穀物不使用)と書いてあるキャットフードを特に子猫のときは選んであげましょう。
まとめ
タンパク質は子猫が成長する過程で必要不可欠な栄養素です。
キャットフードの原材料をチェックし、動物性タンパク質を含む、
グルテンフリーで、食材が細かく表記されているもの選んであげましょう。
特に子猫のうちにタンパク質が不足していると、
免疫機能をつかさどる抗体がしっかり作られなかったり、
病気になりがちな猫になったりしてしまいます。
健康的な体づくりの為に、良質なキャットフードを子猫のときから与えてあげましょう。